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梅雨と自律神経の不調
ジメジメとした湿気に包まれる梅雨の季節。
「なんだか朝から身体が重い」「疲れが取れにくい」「頭がボーッとする」…
こんな不調を感じる方が、毎年この時期に増えています。
その原因の一つとして注目されているのが、“自律神経の乱れ”です。
本記事では、梅雨時期に起こりやすい体調変化の理由と、
鍼灸整骨院でできるケアについて、専門的な視点からわかりやすく解説します。
【1. 梅雨が自律神経に与える影響】
梅雨時期の主な特徴は、「低気圧」と「高湿度」。
この環境は、私たちの体内の自律神経系、特に「交感神経と副交感神経のバランス」を乱す原因になることが知られています。
▼ 自律神経とは?
自律神経は、内臓の働き・血流・体温調節・睡眠など、私たちが意識せずに行っている生命活動をコントロールしている神経系です。ストレスや気候変化に非常に敏感で、環境の急激な変化に適応できないと乱れてしまいます。
▼ 気象と自律神経の関連(エビデンス)
日本気象協会の調査や、医学的研究でも「気圧の変化が交感神経優位を引き起こし、頭痛やめまい、倦怠感などの症状を招く」ことが示されています(参考:日本自律神経学会誌、2020年)。
【2. 梅雨の不調によく見られる症状】
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慢性的な疲労感
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頭痛やめまい
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肩こり、腰痛の悪化
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寝つきが悪くなる
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気分の落ち込みや集中力の低下
これらは、自律神経のアンバランスから来ている可能性が高く、
特に働き盛りの30~50代は、仕事や家事、スマホやパソコン作業で知らず知らずのうちに“自律神経が乱れやすい環境”に身を置いていると言えるでしょう。
【3. 鍼灸整骨院でできる対応】
鍼灸整骨院では、梅雨時期の自律神経の乱れによる不調に対して、以下のようなアプローチが可能です。
● トリガーポイント治療
筋肉の深部にある「痛みの引き金点(トリガーポイント)」を的確に施術することで、血流を促進し、神経の働きを正常化します。特に首肩や背中にできたトリガーポイントは、自律神経と深い関わりがあり、不調の原因となることも。
● 姿勢調整・骨格アプローチ
姿勢が崩れて猫背になると、胸郭(肋骨まわり)が硬くなり、自律神経が集中する背骨まわりの働きが鈍くなります。当院では、個別の姿勢評価に基づいて無理のない調整を行い、呼吸の質も改善します。
● 鍼灸施術
東洋医学の視点から「気・血・水」の流れを整え、自律神経のバランスを回復させます。特に耳周辺や手足のツボへの刺激は、交感神経と副交感神経の切り替えに効果が期待できます。
【4. 自宅でできるセルフケアのすすめ】
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朝の深呼吸や軽いストレッチ
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湯船に浸かって身体を温める(38~40度が目安)
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1日15分のウォーキングで自然光を浴びる
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寝室の湿度管理(50~60%)を心がける
どれもすぐに始められる簡単なケアですが、継続が大切です。
【5. まとめ】
梅雨時期の体調不良は「気のせい」ではなく、気象と身体の自然な反応。
だからこそ、適切なアプローチを取れば、ラクになる道があります。
当院では、自律神経ケアに特化したトリガーポイント治療や姿勢分析を取り入れ、ひとり一人に合った施術を行っています。
「なんとなくつらい」が続く前に、ぜひ一度ご相談ください。
初めての方も、お気軽にどうぞ。