薬膳週間
230921 薬膳週間
秋分を迎え、太陽が真東から真西に沈むようになります。
朝晩は涼しく、寒暖差を感じる秋らしい気候へと変わってきました。
涼しくなり、湿度が下がるにつれて
からだ中が乾燥して便秘や乾燥肌に悩んだり
気候の変化に心が引っ張られ、気がふさいでしまう事も。
漢方では、この湿度の高い夏と秋の変わり目は「大腸」が弱りやすくなります。
感情を豊かにするホルモンのほとんどは腸に存在しています。
「セロトニン」というホルモンは腸内環境の良し悪しに大きく左右され、脳と深く関わりを持っています。便秘などで腸内環境が悪化してホルモンが不足すると、脳に影響して心の不調を起こします。
なので、腸を活発に動かし、リラックス作用のある食材を選び
乾燥の季節に流行り出す「のど風邪」の予防と整腸食品で心のデトックスしてみましょう
おすすめ食材
■レモン
レモンには、腸を刺激して動きを活発にしたり、香りにリラックス作用などがあります。
そして、柑橘類の中でダントツのビタミンCやクエン酸が含まれているため、抗酸化作用が強く肝臓の働きも助けてくれるため、デトックス作用が期待できます。
ホットレモンなどで、胃腸を温めながら取り入れましょう。
ストレスで滅入る気持ちをスッキリさせてくれます。
□ショウガ・クローブ
ショウガやクローブは、胃腸の働きを整えます。どちらも漢方薬に使われており、殺菌作用や健胃作用があり、心を乱す炎症を抑える働きがあります。
合わせて食べるとより良いので、「レモンのスパイス漬け」を作っておき、白湯に入れてみましょう。スライスしたレモンとクローブ、ショウガをオリゴ糖に浸して漬けこむ事でエキスが出るため、より整腸作用が期待できます。