タンパク質と肌のハリツヤ②
肌のハリツヤにはタンパク質摂取が大切!
という話②になります。
肌のコラーゲン量は35歳前後でピークに達したあと
それ以降はわずかながらに減っていきます。
40代も50代も他のタンパク質と同様、合成と分解を繰り返しており
分解スピードが生成をわずかに上回るため、ちょっとずつコラーゲンが減っていきます。
しかし、これは1日の必要十分なタンパク質を摂取している人の話。
必要量摂取できないと、コラーゲンの合成がガタ落ちすることがラットの実験でわかっています。
コラーゲンの合成には、アミノ酸バランスの良い動物性タンパク質が有効です。
さらに生成を促すため、植物性タンパク質も必要です。
具体的には、メタボ予防の食事を実践するのが効果的。
大豆ペプチドを摂るため、豆腐、納豆などがおすすめです。
コラーゲンの量は適切な食事により、加齢変化はあまりありません。
これに対し、肌の水分量をキープするヒアルロン酸は40代になるとガクッと落ち
60代になるとその量は20代の約半分ほどになってしまいます。
肌の質に関わる条件として、ヒアルロン酸による水分量保持も大切です。
そしてこのヒアルロン酸を生成する酵素もタンパク質なので
1日でも摂取量が不十分になると合成量がグッと減ってしまいます。
こちらもマウスの実験で、無タンパク質のエサを与えるとヒアルロン酸を作る酵素の量が減るという結果が出ています。
ダイエット目的などでサラダオンリーにしてしまうと、コラーゲンだけでなくヒアルロン酸も減少してしまう可能性があるのです。
肌のハリツヤを作るには、肌の細胞をつくる良質なタンパク質を摂りましょう。
女性が1日に必要なタンパク質量は50g。
タンパク質は食べ溜めができないので、ちょこちょこ食べが正解です。
例えば、朝食に卵一個、昼食に肉70g、おやつに牛乳200ml、夕に魚一切れに豆腐100g…といった感じに、毎食いろいろな食材から摂ることが大切です。
食事を少し見直して、綺麗な肌を作ることで自分をより美しくしてみるのはいかがでしょうか。